ポレポレ英文読解プロセス50の使い方・レベル・オススメな人【英語参考書紹介】

こんにちは、武田塾です。
今回は「ポレポレ英文読解プロセス50」の特徴や使い方をご紹介します。
非常に有名な参考書ですが、使い方や使うタイミングを間違えている人が多いです。
この記事を読めば正しい方法がわかり、英語の成績を今以上に上げることができます。
◇ポレポレの基本情報
特徴
ポレポレ英文読解プロセス50は英文を読む時の考え方・プロセスが非常に詳しく説明された英文解釈の参考書です。
「ポレポレ」というのはスワヒリ語で「ゆっくり」という意味で、受験勉強という競争の中にいても、心のゆとりを持って欲しいという著者の意図が込められています。
50個の例題があり、それぞれの例題の英文を和訳する時に「どういうプロセスで和訳していくか」が解説されています。
1993年に出版されて以来、いまだに使われ続けていることからこの参考書の価値がわかると思います。
非常にオススメな英文解釈の参考書ですが、例題で引用されている英文が難しいので、初心者がやるものではないです。
初心者は、ポレポレと同じ著者が書いた「基本はここだ!」から始めましょう。
レベル
例題の英文は早慶レベルになります。
しかし、例題を和訳する時のプロセス自体は全てのレベルの英文で活用できます。
「自分はMARCH志望だからポレポレはいらない!」という人も、ポレポレを読んで英文解釈の仕方を学ぶことで、MARCHの英文を「余裕で」読めるようになることでしょう。
ただし、使い方を間違えると全く効果がありませんので気をつけてください。
正しい使い方は下のほうでご紹介します。
対象者
基礎的な英単語、英文法、英文解釈を終えて、センターレベルの英語長文なら普通に読める状態になってから始めましょう。
具体的にはセンター英語で160点以上取れるようになってからです。それ未満の点数の人は基礎が固まっていないのでポレポレをやる段階ではありません。
◇ポレポレはどんな人にオススメ?
・早慶レベルの英文を和訳できるようになりたい人
・MARCH志望だけど英語を得点源にしたい人
・基礎を終えて、自分の英語力を一段階上げたい人
などにオススメです!
素晴らしい参考書なので全受験生にオススメしたいのですが、難易度が高いので人を選びます。
「有名だから!」「これをやれば成績を上がるって聞いた!」という理由でやり始めるのはやめましょう。
自分のレベルに合っていない参考書をやっても使いこなせず、時間のムダになります。
◇ポレポレの使い方
多くの人が「例題を和訳できれば良い」と思っていますが、違います。
「和訳するためのプロセスを学ぶ」のが正しいポレポレの使い方です。
この「和訳するためのプロセス」を学ぶことができれば、これから読む全ての英文を正しく和訳することができるようになります。
勉強方法
1、例文を自力で和訳してみる
2、読解プロセスの解説を読む
3、もう一度例文を読み、読解プロセスを再現する
以上です。
順番に詳しく説明していきます。
1、例文を自力で和訳してみる
まずは例文を自力で和訳してみましょう。
この時、和訳できない箇所があればチェックしておくと復習しやすいです。
あまり時間をかける部分ではないので、わからなければさっさと解説を読みましょう。
2、読解プロセスの解説を読む
一番大事な作業になります。
読解プロセスの解説を読み、著者が「初見の英文を読む時にどう考えているのか」を学びましょう。
そして、例題の英文の構造などを把握します。
3、もう一度例文を読み、読解プロセスを再現する
読解プロセスを学んだら、それを自分でやってみます。
正しくプロセスを再現できたら完成です。
なんとなく「こういう和訳だったよね」程度ではダメです。
「どういうプロセスを経て、その和訳になったのか」を説明できるレベルにしましょう。
以上になります。
もう一度繰り返しますが、
「和訳できればOKではなく、和訳のプロセスを理解すること」が大切です。
ペース
1日3〜5題でさくさく進めていくのが良いと思います。
結構ハイペースですが、薄い参考書なので、何周もしてプロセスを体に染み込ませましょう。
終了目安
50題すべての英文の和訳プロセスを説明できるようになれば終了です。
できれば何周も繰り返し、「無意識で」和訳のプロセスを再現できるようにしましょう。
僕たちが日本語を読む時に「これが主語で、これが述語で・・・」などと考えてませんよね?しかし、聞かれたらどれが主語でどれが述語か答えることができます。
それは、僕たちが無意識に日本語の文法構造を考えてるからなんですね。
英語も、最初は意識して英文の構造を考えなければいけません。
しかし、何度も何度も同じ英文を繰り返すと無意識で英文の構造を把握できるようになります。そのレベルまでポレポレを復習しましょう。
そのためには「音読」が重要になります。
音読の仕方は英語長文の勉強法の記事をお読みください。
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