勉強法 英文法の問題集・参考書の使い方、オススメ教材

英文法の問題集・参考書の使い方、オススメ教材

こんにちは。キミノスクールです。
今回はゼロから始める英文法の勉強法を紹介します。

「SVOCってなに?」「センター第2問が全然解けない」という人は必見です。

この記事を読むと

・ゼロから英文法をどう勉強すれば良いか
・NextStageやVintageの効率的な使い方
・英文法問題の具体的な解き方

などがわかります。

この記事の目次
・英文法を学ぶ理由
・英文法には2パターンある
・最初に学ぶべき英文法の参考書
・NextStageなどの文法問題集について
・文法問題集の注意点
・英文法問題の解き方
・よくある質問
・まとめ

なぜ英文法を学ぶのか?

英語の長文を読めるようになるには、
まず英単語を覚えないといけないと「こちらの記事」に書きました。

しかし、英単語を覚えただけでは長文を読めるようになりません。
英単語の次は英文法を勉強しましょう。

英単語は「英語のルール」にしたがって並んでおり、
その並び方によって意味が違うのです。

その「英語のルール」こそ、「英文法」なのです。

なので、
英文の意味を理解するためには英文法を理解することが必須なのです。

英文法には2パターンある

英文法の勉強には2つの種類があります。

1、「英文読解に必要な英文法の勉強」
2、「文法問題を解くために必要な英文法の勉強」

この2つです。

英文法の勉強と聞いて多くの人が思い浮かべるのが
「NextStage」や「Vintage」などの文法問題集ではないでしょうか。
今だったら「スクランブル」なども有名ですね。

これらの問題集は

「文法問題を解くための英文法」を学ぶものであり、
「英文読解に必要な英文法」を学ぶものではありません。

そのため、「品詞」や「SVOC」、「文型」といった基礎的なことが載っていないです。

しかし、英文を理解するには品詞や文型を理解することが必須です。
それらを学ぶために、まずは「英文読解に必要な英文法」から勉強しましょう。

最初に学ぶべき英文法

英文を読めるようになるためには「英文読解に必要な英文法」を学ぶことが必須です。
それが詳しく書かれているのが「大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編」です。

この参考書は「品詞」などの中学レベルの英文法から「比較」という高校レベルの英文法まで
非常にわかりやすい言葉で説明されています。

「英文法がまったくわからない!」という人でも、
この参考書から始めていけば基礎レベルは理解できるようになります。

なので、基本的にはこの参考書から英文法の勉強をスタートしましょう。

大岩のいちばんはじめの英文法

・対象者:英文法をゼロから始める人(基本的に全員やる

・難易度:中学レベル〜センター基礎レベル

・目的:英文を読むために必要な最低限の文法知識を理解する

・目安ペース:1日1〜3講、復習を含めて1ヶ月ほどで終わらせる。

使い方

基本的には単元ごとに説明が書かれているので、読むだけです。
下記のことを意識しながら読んでください。

文法事項を自分の言葉で説明できるようにする。

ただ何となく読むだけでなく、
他の人に文法事項を説明できるようになるまで理解しましょう。

例えば、「名詞ってなに?」と聞かれたら、
「名詞っていうのは人やモノの名前を表す言葉だよ!」と言えるようにしましょう。

例文を正しく和訳できるようにする。

それぞれの章には、その章で説明されている単元の例文が載っています。
その例文を、いつ読んでも和訳できる状態になるまで復習しましょう。

章末問題は「なぜそれが正解なのか」を説明できるようにする。

この参考書はそれぞれの参考書の終わりに、章末問題がついています。

章末問題の答えを丸暗記しても意味がないので、
「なぜそれが正解なのか」を説明できるようにしましょう。

※章末問題は数が少ないので、章末問題を全て正解できるからと言って、その章の単元を理解したことにはなりません。

「大岩のいちばんはじめの英文法」は英文を理解するうえで、一番大事になります。
何度も復習して、どの単元を聞かれてもすぐに説明できるようにしましょう。

文法問題を解くための英文法

「大岩のいちばんはじめの英文法」で英文法の基礎は学びます。

しかし、それだけでは
旧センター試験の大問2のような4択の英文法問題は解けるようになりません。
なぜなら、細かい文法知識が足りないからです。

英文法問題を解くためには文法知識を網羅した問題集をやる必要があります。
それが「NextStage」や「Vintage」、もしくは「スクランブル」になります。

これらの問題集に大きな違いはないので、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
「NextStage」を使っている人が多いので、こちらの使い方を紹介します。

NextStage

・対象者:基礎的な英文法は理解して、簡単な英文なら読めるようになった人

・難易度:センターレベル〜早慶レベル(知識だけならネクステをやればどこの大学でも通用します)

・目的:文法問題を解くための細かい知識を覚える。難しい長文に出てくる文法知識を理解する。

・目安ペース:1日1単元(語法は約3日で1単元)、入試まで何度も復習し、常に文法知識を覚えているようにする。基本的には文法・語法の範囲のみやれば良い。

使い方

1、左側の問題を解きます。

2、右側の解説を読みます。

3、もう一度左側の問題を読み、「なぜそれが正解なのか」を説明できるようにします。

以上です。
もう少し詳しく説明していきます。

1、左側の問題を解きます。

問題文を読み、選択肢を読み、自分なりに答えを考えます。

この時、答えがわからなかったら「すぐに」答えを見ましょう。
悩んでいる時間がもったいないです。
自分は最初から答えを見ていました。

2、右側の解説を読みます。

右側では文法事項の解説が書かれています。
覚えるべきことが赤字で書かれてるので暗記しましょう。

単元によっては、丸暗記では意味がないので、きちんと理解するようにしてください。

ただ、文法の問題集は解説が少ないので、
理解できなければ「Forest」などの総合問題集を読むか、文法がわかる人に聞きましょう。

3、もう一度左側の問題を読み、「なぜそれが正解なのか」を説明できるようにします。

文法事項を理解・暗記したらもう一度問題を見直します。
そして、「なぜそれが正解なのか」を説明できるようにします。

例:「ここにyesterdayという過去を示す副詞があるから、過去形の時制が入るんだな!」など。

以上がNextStageの使い方になります。

NextStage使用時の注意点

多くの人がNextStageで挫折します。
その理由は下の2つになります。

1、NextStageを始めるのが早すぎる

そもそも、ネクステは問題を入試から引用しているので、普通に問題文が難しいです。

なので、英文を読むことに慣れていない人がいきなりネクステをやると、
問題文を読むことに時間がかかってしまいます。

「英語長文レベル別問題集3」くらいの英文を読めるようになってからネクステを始めましょう。

2、理解せずに丸暗記している

次に多いのが「文法知識を理解せずに丸暗記してしまう人」です。

助動詞のように「should have=〜すべきだった」とかだったら、丸暗記でも良いのですが、
時制や関係代名詞などは理解していないと問題が解けません。

なので、必ず「理解すること」を意識してください。

文法問題集は解説が少ないので、理解できない場合は

「Forestなどの解説書を読む」
「Googleで調べる」
「わかる人に聞く」

という方法をとりましょう。

あまりにも理解できないことが多い場合はNextStageを始めるタイミングが早すぎる可能性があるので、「大岩のいちばんはじめの英文法」に戻りましょう。

英文法問題のアウトプット

NextStageなどの英文法問題集で知識を覚えても、
別の問題になると解けない人がいたりします。

その場合は、別の文法問題集でアウトプットの練習をしましょう。

オススメの問題集は「英文法ファイナル問題集」です。

この問題集は緑色の標準編と、赤色の難関大編があります。

標準編はセンター〜MARCHレベル、難関大編は早慶レベルになります。
NextStageを一通り終えた段階で標準編を解いてみましょう。

英文法問題を解く時の考え方

センター試験の過去問を例にあげて、文法問題の解き方を解説します。

Nicole (  ) novels for about seven years when she won the national novel contest.

1, had been writing  2, has been writing  3, has written  4, is writing

これは2018年度のセンター試験の問題です。

1、問題文と選択肢を見て、何の文法事項が問われているのか考える

まず、空欄以外の部分を和訳しましょう。

「彼女が国際小説コンテストで優勝した時、ニコルは小説を7年間(  )」

となります。

そして選択肢は全て同じ動詞が使われていて、少し形が違います。
それぞれ、過去完了進行形、現在完了進行形、現在完了形、現在進行形になっています。

つまり、これは「時制」の問題だと気付けるわけです。

2、問われてる文法事項がわかったら、知識を使いながら答えを出す

時制だということがわかったので、問題文の時制に関係する部分に注目します。

「when she won the national novel contest」と「for about seven years」が怪しいですね。

「国際小説コンテストで優勝した時」、「7年間」「小説を書いていた」わけですから、
過去完了進行形の「1, had been writing」が正解になります。

このように、

・まず、何の文法事項が聞かれてる問題なのか考える

・次に、文法事項に関係する部分に注目して答えを出す

という順番で問題を解きましょう。

「問われてる文法事項はわかるのに、知識が思い出せない」という場合は、
NextStageなどの問題集を何度も復習しましょう。

よくある質問

何周すればいいの

「NextStageって何周すれば良いんですか?」
という質問をよく受けますが、正解は
「理解して暗記できるようになるまで」
です。

NextStageに限ったことではないのですが、
どの参考書も、参考書の内容を理解・暗記して初めて成績が上がります。

なので、1周で暗記できるのであれば1周だけで良いし、
100周しても暗記できないのであれば101周以上しましょう。

ただ無意味に何周もすることを目的にしないでください。
「参考書の内容を理解・暗記すること」を目的にしましょう。

何冊やればいいの

文法問題集はNextStage1冊だけで基本的に十分です。
早慶レベルでも文法知識だけならネクステで足ります。

ただ、早慶の場合は
「そもそも英文が難しくて何の文法知識が問われてるかわからない」

ということがあるので、
その場合は「英文法ファイナル難関大編」で対策しましょう。

整序ができない

整序問題ができない原因として考えられるのは

1、文法知識が足りない
2、正しい英文の構造を理解していない

のどちらかになります。

1番が原因の場合はNextStageをやれば良いですが、
2番が原因の場合は「英文解釈」を学んで、
英文の構造を正しく見抜けるようにしましょう。

英文解釈の勉強法はこちらをクリック

まとめ

・英文法の勉強には「英文読解用」と「文法問題用」の2種類がある

・まずは英文読解用の英文法を「大岩のいちばんはじめの英文法」で学ぶ

・その後、ある程度英文が読めるようになったら「NextStage」を開始する

・丸暗記ではなく、理解するようにする

特に、大岩のいちばんはじめの英文法はすごく大事な参考書になるので、
英語が苦手なら必ずやってくださいね!

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