3ヶ月で模試の英語が8割得点できるようになる勉強法

今回は「たった3ヶ月で模試で8割得点できるようになる英語勉強法」を紹介します。

 

・英語を全く勉強したことがない

・英語の偏差値が30台

・SVOCって何??

 

という人でもこの通りに勉強すれば成績が上がります。

 

僕自身も受験生時代、この勉強法で

9月の時点で英語が64点(200点満点)だったのに、12月に160点取れるようになりました。

 

さらに、そのまま大学時代も勉強を続け、

今ではTOEIC960点(990点満点)を持っています。

※TOEICとは英語の資格試験で、東大生の平均点は700点くらい。

 

もちろん僕だけでなく、多くの武田塾生がこの勉強法によって短期間で成績を上げているので、

英語が苦手な高校生はぜひ参考にしてください。

・オススメの問題集・参考書と具体的な使い方

・1ヶ月で1000語以上覚えられる英単語の暗記法

・ほとんどの受験生がやってない長文の復習法

など、武田塾で教えていることをほぼすべてお伝えします。

少し長くなりますが、最後まで読んでもらえると嬉しいです。

英語を勉強する順番

まず、英語を勉強する順番ですが

1、単語

2、文法

3、解釈

4、長文 

の順番になります。

 

理由を簡単に説明しておくと、

そもそも受験英語というのは「長文をいかに早く正確に読むか」というテストです。

 

なので、長文を読めるようになる必要があるのですが、

いきなり長文問題を解いてももちろん解けませんよね。

 

なので、

1、まずは英単語の意味を覚える

2、「英語のルール」である英文法を理解する

3、「英語を読む時の頭の使い方」である英文解釈を学ぶ

4、英語長文を読み始める

という順番で勉強する必要があるのです。

では早速、それぞれの勉強法を見ていきましょう。

 

1、英単語の勉強法

武田塾では、英単語帳は「システム英単語」をオススメしています。

 

理由は

 

・入試によく出る順に単語が掲載されてる

・これ一冊を完璧にすればどの大学でも通用する

 

からです。

 

学校で配布されてる単語帳でも大丈夫ですが、

新しく買うのであればシステム英単語をオススメします。

◇参考書の使い方

1,2,3章と5章(多義語)をまずは覚えましょう。

(覚えるコツは後述)

 

全部で1600語近くありますが、

これらを完璧に覚えれば共通テストやMARCHレベルの大学までなら知らない単語はほとんどなくなります。

 

最終的に「1つの英単語につき、1つの和訳」を1秒以内に答えられるようになれば完璧です。

 

英単語を覚えるのは大変なのですが、

単語を覚えないと長文でもわからない単語だらけなので必ず覚えましょう

◇英単語を覚える時のポイント

それでは、具体的に覚える時のコツを教えます。

 

・とにかく声に出す

基本的に「書いて覚える」のはオススメしません。

1つの英単語に時間がかかりすぎてしまうからです。

 

なので、

「英単語と和訳をそれぞれ2回声に出す」というやり方がオススメです。

例:「apple,りんご」「apple,りんご」(声に出したら、次の単語に移る)

 

これを何周も繰り返していると、

英単語を見た瞬間に和訳が浮かんでくるようになります。

 

とにかく「1つの英単語に時間をかけずに、1周する時間を短くする」のが大切です。

その代わりに、何周も復習するようにしましょう。

 

※発音やアクセントが不安なら、電子辞書やスマホのアプリを使いましょう。

 

 

・短い期間に何度も同じ範囲を繰り返す

できれば、1日に同じ範囲を3回は復習しましょう。

 

「朝に1~100番をやったら、昼に同じ範囲を復習、さらに夜寝る前に復習」という感じです。

 

さらに、武田塾では「月曜日に勉強したことを水曜日に復習し、土日にもう一度復習する」といったように「復習日」を作ることをオススメしています。

 

 

・和訳を正確に覚える

単語帳に書かれている和訳は「正確に」覚えましょう。

 

例えば「expect」という単語があった時に、

「期待」などと覚えていませんか?

 

そうではなく、「〜を期待する」と覚えましょう。

 

「期待」だけだと「名詞」か「動詞」かわかりづらいし、

「〜を」まで覚えていないと「自動詞」か「他動詞」かわかりません。

 

品詞の違いは長文を読むうえで非常に大切なので、

最初から和訳を正確に覚えましょう。

 

 

・最低でも1日1時間は英単語の時間を取る

英単語を覚え始めた時は、

必ず1日1時間以上は英単語を暗記する時間を取りましょう。

 

暗記系は「短い期間で何度も復習すること」が覚えるコツです。

なので、1日15分ずつダラダラ覚えても一生覚えられません。

 

武田塾生は1日100個のペースで暗記しますし、

僕も受験時代は1日2時間以上とって、最初の1ヶ月は英単語しか勉強してませんでした。

(授業中も英単語を覚えてました。怒られますよ!)

 

 

・思い出す訓練をする

ある程度覚えてきたら、赤シートや手で和訳を隠して、

英単語だけ見て思い出す訓練をしましょう。

 

早い段階で思い出す訓練を始めてもいいですが、

「あれ、この単語どういう意味だっけ」と悩む時間が長くなってしまうので、

何周かした後のほうが良いと思います。

 

上記のことを意識しつつ、

最終的に「1秒以内に和訳が言える状態」になれば完璧です。

それ以降は定期的に復習して、入試まで忘れないようにしましょう。

 

2、英文法の勉強法

英単語と並行してやるのが、「基礎的な」英文法です。

 

英文法と聞くと「NextStage」や「Vintage」のように、

分厚くて細かい知識がいっぱいある問題集をイメージするかもしれません。

 

しかし、あのレベルの細かい知識は最初はいりません。

なのでまずは基礎的な英文法の知識のみ覚えましょう。

 

武田塾では「大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編」を使用します。

 

この参考書は中学レベル〜高校基礎レベルの英文法が超わかりやすく解説されていて、

英語を全く勉強したことない人でも理解できます。

◇参考書の使い方

単元ごとに章が分かれているので順番に読んでいきましょう。

 

この参考書に書かれてることは、

長文を読むうえで非常に大切になるので、

完璧になるまで何度も読み返してください

 

英単語の暗記と並行でやって欲しいですが、

時間に余裕がない人は、先に英単語の暗記だけやってもいいかもしれません。

 

だいたい2週間〜1ヶ月くらいのペースで終わらせましょう。

◇読む時のポイント

読む時のポイントは、

「人に説明できるようになるくらい理解すること」です。

 

例えば「関係代名詞」を知らない友達に、

関係代名詞について説明できるようになりましょう。

 

また、例文があったら「なぜこの例文はこの和訳になるのか?」をきちんと理解しましょう。

 

章の終わりに章末問題がついてますが、問題数が少ないので、

これができたからといって「自分は理解してる!」と思わないように注意してください。

 

3、英文解釈の勉強法

基礎的な英文法を理解したら、「英文解釈」に進みましょう。

武田塾では「英文読解入門 基本はここだ!」を使用します。

◇英文解釈って何?

「英文解釈」を知らない人に簡単に説明しておきます。

(知ってる人は読み飛ばしてください)

 

英文解釈とは、「英文を読む時の頭の使い方」です。

カンタンに言うと「英文を正しく読める人は、こう考えながら読んでるよー!」という解説ですね。

 

「基本はここだ!」のような英文解釈の本では、

例文をもとに「こういう英文を目にしたら、まずこう考えましょう」と、

文構造を見抜くための考え方を教えてくれます。

 

このような英文解釈の参考書を勉強することで、

初めて見る英文でも文構造を見抜き、正確に和訳できるようになります。

◇参考書の使い方

全部で50個の例文があるので、解説を読みながら

「英文を和訳するプロセス」を学びましょう。

 

復習する時は、

例文だけを見て、「どういう文構造で、どういう和訳になるのか」を説明できるようにしましょう。

◇読む時のポイント

・ただ和訳できるだけではダメ

英文解釈の参考書は、例文をただ和訳できるだけではダメです。

 

英文を見た時、「どういう考え方で、なぜその和訳になったのか」という「和訳のプロセス」を説明できるようにしましょう。

例えば、「これが主語で、これが動詞で、この単語がこの単語を修飾してるから、こういう和訳になる」という感じですね。

 

それができないと、似たような構造の英文を見た時に和訳ができません。

 

4、英語長文の勉強法

単語、文法、解釈を学んだら、最後に長文問題に入ります。

 

最初にやる問題集のオススメは、

「英語長文レベル別問題集3」です。

(それが難しい人は、「英語長文ハイパートレーニングレベル1」をオススメします)

 

長文の問題集の順番としては、

0、(英語長文ハイパートレーニングレベル1)

1、英語長文レベル別問題集3

2、英語長文レベル別問題集4

3、英語長文ハイパートレーニングレベル2

4、(共通テストの予想問題集など)

がオススメです。

◇参考書の使い方

0、問題を解く

普通に問題を解きましょう。

ただ、最初から問題を解くのが難しい場合は、いきなり「精読」に入ってもかまいません。

 

 

1、「和訳」と「解説」を読みながら、英文の構造を理解する(精読)

問題文の長文を、「和訳」や「解説」と照らし合わせながら、英文の構造を理解します。

(これを「精読」と呼びます。)

 

上記の参考書には問題文の英文に「SVOC」が細かく書かれています。

なので、「これがS(主語)で、これがV(動詞)で、これがO(目的語)だから、こういう和訳になるんだな!」と1文ずつ納得しましょう。

 

この時、「なぜその和訳になるのかわからない」のであれば、

「基本はここだ!」や「大岩のいちばんはじめの英文法」を復習するか、先生に聞きましょう。

 

 

2、全文の精読が終わったら、音読をする。

問題文すべての文構造・和訳を理解したら、音読をしましょう。

(音読のポイントは下で解説します)

 

 

3、同じ文章を10回以上音読する。

問題文を10回以上音読して、スラスラ意味が理解できるようにしましょう。

最初のうちは20回、30回くらい音読してもいいかもしれません。

 

最終的に、問題文の長文を見たらすぐに意味が思い浮かんでくるようになれば完了です。

◇効果的な音読のポイント

英語を得意になるためには「音読がすべて」と言っても過言ではありません。

ここでは、ほとんどの人がやっていない効果的な音読法をお伝えします。

 

・左から右に、英語の語順通りに理解する

英語と日本語は語順が違います。

 

例えば、「I play tennis in the park」という英文があったら

「私は/公園で/テニスを/する」と、語順が変わりますよね?

 

しかし、そうではなく、

「私は/する/テニスを/公園で」と考えながら音読してください。

 

つまり、音読をする時は

「I」と言いながら「私は〜」と考え、

「play」と言いながら「〜をする(何をするんだろ?)」と考え、

「tennis」と言いながら「テニス(ああ、テニスをするんだ!)」と考え、

「in the park」と言いながら「公園で(公園でするんだね)」と考えます。

これを何度も繰り返してるうちに、

英文を英語の語順のまま理解できるようになります。

 

※何も考えずに声だけ出すのは無意味です。

 

 

・自分が意味を理解できるスピードで音読する

最初から英語の語順で理解するのは難しいです。

なので、最初は自分のペースでゆっくり音読しましょう。

 

I…play…tennis…in the park…. くらいで大丈夫です。

 

 

・とにかく何回も繰り返す

最初のうちは「英語の語順で理解する」というのが難しいので、

とにかく何回も音読してください。

 

最低10回と書きましたが、次の日にもう10回、次の週に10回と、

同じ文章を何度も何度も音読しましょう(英語は筋トレです)。

 

すると、その英文はスラスラ理解できるようになりますよね?

そうしたら初めて見る英文も「あ、この英文、前に音読した文章とほとんど構造が一緒だ!」とすぐに気づけるようになります。

 

このように、たくさんの英文をスラスラ読めるようにしていくことで、

どんな文章でもスラスラ読めるようになっていきます。

 

ほとんどの人が「長文問題を解いて終わり」で、

何回も音読するということをしていないので、

いつまで経っても英文を読めるようにならないのです。

オマケ(熟語と文法問題)

英語長文がある程度読めるようになってきたら、

「速読英熟語」と「NextStage」などの文法問題集を始めましょう。

 

速読英熟語は、長文の復習と同じように

「和訳を見ながら精読して、何度も音読」しましょう。

 

NextStageは、解説に書いてある文法知識を覚えましょう。

(ただ、共通テストは独立の文法問題がなくなったので重要性は下がりました)。

 

※長文が読めない時に「速読英熟語」や「NextStage」を始めても、

ほぼ理解できないと思うので注意しましょう。

英語の勉強法まとめ

1、英単語を覚える

「システム英単語」を使って、1ヶ月で1500語程度覚えましょう。

正直、ここが一番大変ですが、英単語を覚えたら世界が変わります。

2、基礎的な英文法を覚える

英単語の暗記と並行して、

「大岩のいちばんはじめの英文法」で基礎英文法を覚えましょう。

 

すべての土台になるので、完璧に理解しましょう。

3、英文解釈を学ぶ

「基本はここだ!」を使って、

「英文を読む時の頭の使い方」を学びましょう。

 

和訳の丸暗記ではなく、「和訳にいたるプロセス」を説明できるようにしましょうね。

4、長文をやる

単語・文法・解釈を終えたら、長文に入ります。

大切なのは「1文1文の和訳と文構造を正確に理解すること」と、

「何度も繰り返し音読して、スラスラ読めるようにすること」です。

 

あとは少しずつ長文のレベルを上げて、音読を繰り返し、

定期的に長文問題を演習すれば、一気に成績が上がります。

 

長文に入るまでの1、2ヶ月は全く成績が上がらないかもしれません。

けど、長文が読めるようになった瞬間に一気に成績が上がるのでがんばりましょうね

 

僕自身も、「英単語を全部覚えた段階」では80点くらいだったのに、

長文に入ってから一気に160点になりました。

最後に伝えたい大切なこと

ここまで長い文章を読んでいただいてありがとうございます。

 

僕が実際にやったこと、武田塾生が実際にやってることを、すべて説明したつもりです。

この通りに実行してくれれば、必ず成績は上がります。

 

僕が最後に言いたいのは

「正しいやり方を知ってれば、誰でも成績が上がる」

ということです。

 

武田塾では、今日紹介したような勉強法を

生徒一人ひとりに個別指導で伝えています。

 

だから、それまで全然成績が上がらなかった人でも

「1ヶ月で偏差値10UP」といったことが可能になるのです。

 

しかし、残念ながら多くの受験生は「正しい勉強法」を知りません。

 

だから、勉強してるのにいつまで経っても成績が上がらないのです。

そういった受験生を見ると、本当に「もったいない」と感じてしまいます。

 

当たり前ですが、1ヶ月で大きく成績は変わります。

今まで1ヶ月で英単語100個も覚えられなかった子が、

武田塾の勉強法に変えたら「1ヶ月で1000個」覚えられたりします。

 

今ままの勉強法を続けても良いですが、

あなたの受験勉強の時間をムダにしないためにも、

・勉強してるのに成績が上がらない

・このままで志望校に合格できるかな?

 

と悩んでるなら、ぜひ一度無料受験相談にお越しください。

 

・他の科目の詳しい勉強法

・志望校合格までにやるべきこと

 

などすべてお伝えします。

 

たった1時間くらい勉強法の相談をするだけで、

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もちろん入塾義務はありません。

※ただし、この時期は問合せが殺到する可能性があるので、急ぎの方は注意してください。

 

 

あなたの努力がムダにならないように、

受験が終わった後に後悔しないように、

「短期間で成績が上がる勉強法」をお伝えできれば幸いです。

 

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